BBQの経緯
2023年の9月に雄踏文化センターにて行われた依頼演奏のあと、浜松医科大学ピアノ同好会の方々と「交流を増やすためにBBQをしよう」という話になった。
交流といえば、BBQでは?という実に短絡的な発想によるものである。
2023年12月17日。冬将軍が襲うことも知らずに…
裏の目的
さて、みなさんに考えてほしいのが今回のBBQの裏の目的です。
主目的である浜医との交流以外にもあります。何だと思いますか?考えてみてください。
正解は「車や器具などが無くても行けるBBQ場を探すこと」が裏の目的でした。
何故そんなことをする必要があるのか?という話ですが、これには以下の理由があります。
- 団内の車を所有している人間は年度によって異なり、車で行く場所をイベントの前提条件とするのが難しいから
- 当団体は占有できる部室がないため、BBQ器具を引き継いでいくことが難しいから
今後のイベント開催を安定化させるためにも、年度によってイベントが不定期開催(不安定)になることは極力避けなければいけない。
ということで、駅近くで器具が無くても成り立つBBQ場が無いか探し、そのテストをするというわけです。
「レンタカー使えば?」という話が出てきますが、そう話は単純ではありません。
誰がレンタカー屋まで行って、誰が予約するのか?レンタカー屋に行った人間は、全員を送迎して歩いて帰らないといけないのか?レンタカーの手配によって、増加したお金は誰が支払うのか?
少し考えると、いくつかの問題が出てきます。
持続可能な団体を目指すためには、イベントまでの障壁を無くさなければいけないということですね。
まずはその調査をするために、浜松市内のBBQ場を検索しました。
その結果、条件に該当する下記の渚園をBBQ場として選定しました。
当日のレポート
浜松駅で買い物を済ませ、電車に揺られる。我々の計画は電車と同様に、順調に進行していた。
気分はさながらナポレオンのようだ。いくつかの改革を済ませ、更に持続可能なイベントのためのBBQ場まで選定をしてしまう。
ーーしかし、ナポレオンは冬将軍に弱い
弁天島に上陸後、一行は一直線に渚園へと進撃を始めた。
上記の画像の星印のとおり、渚園に向かうには3つの橋を超える必要がある。
「橋なんて、大したことないだろう」誰もがそう思っていた。しかし、彼らは知らない、遠州の空っ風を…
冬の浜松市の風は本当に強くて、洒落になりません。特に橋の上、すなわち洋上は遮蔽物がないためその風を最大限に食らいます。
その強さは、体が流されるくらいの風力です。しかも3回ある。そのうえ、自転車で来てるやつもいました。
何とか渚園に到着後、スタッフの方から説明があり「風が強いので気をつけてください」とのこと。
体で体験をした私の理解は早かった。
だけど、もう少しでおいしいごはんで温まれる…そう思えば、苦労も報われる…
BBQ開始!
まずは、買いだした食材を卓子の上に載せ、食材のテーブルクロスを敷く。
その次に食器を陳列し、コップに飲み物をって…嗚呼…どうか行かないで…(風で飛ばされてしまう)
その後、玉ねぎをキッチンばさみで切るという奇想天外な調理法もあったが、なんとか本調理へ漕ぎつけた
ようやく、お肉が食べれる…はずだったのだが、なぜか肉が焼けない。
確認のため、みんなでコンロの周りを囲んだ。
どうやら、風が強すぎてBBQコンロの網は既にヒエヒエ、熱が奪われていた。
アチアチではなかった。ひとまず、コンロのふたを閉めて待つことにした。
10分ほど待って開けると…!
うおおおおおおおおおおおおおおおお!
でも、10分待ってなお、ちょっと生なの?
その後、2時間ほど楽しんだがほとんどの時間、焼いているのを待っていた気がしました。
終わりに
なぜ、夏にバーベキューをするのかがよくわかりました。
コンロの火力云々ではなく、浜松市の冬の強風と気温の寒さという冬将軍を舐めていました…
ただ、失敗には終わりましたが、面白かったです。
当然ですが、学部も学科も違いますから大学の話を聞いているだけでも新鮮です。おまけに、ピアノの話までできるなんてありがたい限りです。
次はリベンジしましょう。